水の精霊ウンディーネは水属性モンスターの素材

スクール水着を着用した魚の形をした水の塊の姿。

この世界の全てのものは土・水・火・風の四つの元素「四大元素」で構成されていると、紀元前の哲学者エンペドクレスが唱えた。

そして16世紀の錬金術師パラケルススによって、土は「ノーム」、水は「ウンディーネ」、火は「サラマンダー」、風は「シルフ」という精霊(エレメンタル)がそれぞれの元素を象徴し司るとされた。

ではここで、水を残り3つそれぞれの元素と組み合わせると何になるだろうか？

水は、
土と混ざると泥になる。
火の熱で熱くなると熱湯や蒸気になる。
雨として風に吹かれて雨風や嵐になる。

泥のモンスターと言えば、田んぼの泥から生まれた妖怪「泥田坊」がいる。
熱湯や蒸気のモンスターに相応しいのは、スラヴ神話に登場するお風呂とサウナの精霊「バーンニク」である。
雨風や嵐を操るモンスターには、旧約聖書の『イザヤ書』や歌劇『テンペスト』などに登場する風や大気の妖精「エアリエル」がいる。

ここから下はこのサイト(リプタル)独自の設定。

リプタルに於いては、これらから、
水を司るウンディーネと土を司るノームが合体すると泥を司る泥田坊になり、
水を司るウンディーネと火を司るサラマンダーが合体すると蒸気を司るバーンニクになり、
水を司るウンディーネと風を司るシルフが合体すると雨風を司るエアリエルになる、ということになっている。

そう。合体させるのだ。複数の精霊が合体することで、合体するそれぞれの精霊が司る物事を組み合わせた物事を司るモンスターに変身するのだ。

と、ここで、泥田坊を構成している「ウンディーネとノーム」のうち、ノームをサラマンダーに取り換えてみる。
すると、「ウンディーネとサラマンダー」という組み合わせになるので、泥田坊はバーンニクに変身する。
次に、今度はそのバーンニクを構成している「ウンディーネとサラマンダー」のうち、サラマンダーをシルフに取り換える。
すると、今度は「ウンディーネとシルフ」という組み合わせになるので、バーンニクはエアリエルに変身する。
そして、最後にそのエアリエルを構成している「ウンディーネとシルフ」のうち、シルフをノームに取り換える。
すると、元の「ウンディーネとノーム」の組み合わせに戻るので、エアリエルは元の泥田坊に変身する。

以上のように、モンスターを合体・取り換えして別のモンスターに変身させていくのが、このサイトのテーマである「リプレイスメンタル」、略して「リプタル」である。

泥田坊は水・土属性。
バーンニクは水・火属性。
エアリエルは水・風属性。

また、他にも水属性を持つモンスターはたくさんいて、例えば、
ケルピーは水・木属性で水草を司る。
フラカンは水・火・風属性でエルニーニョ現象を司る。などなど。

リプタルに於いて、ウンディーネは泥田坊、バーンニク、エアリエルを始め、ケルピーやフラカンなど全ての水属性モンスターの素材精霊なのだ。

ウンディーネは四大元素の水の精霊として、書籍『図解 水の神と精霊 (F-Files No.021)』にて紹介されている。